上海で初めてのコスプレ:原神・鍾離

上海で初めてコスプレに挑戦し、メイクと撮影から AI エフェクト、レタッチまで体験した。

今日は上海市普陀区にある「米游妙妙屋」に行き、人生初のコスプレを体験した。たぶん HoYoverse の公式店ではないけれど、HoYoverse 系の衣装はかなりそろっている。それだけでなく、ほかの作品の人気キャラの衣装もたくさんあった。

数週間前にネットで予約し、撮影セットと衣装もあらかじめ選んでおいた。今回コスプレするのは『原神』の鍾離だ。

到着したら、まずはメイク。メイクさんがウィッグネットで僕の髪を全部まとめ、そこから作業開始。そして1時間半が過ぎた。フルメイクって本当に時間がかかるんだな!

メイクが終わって鏡を見たら……これは単体ではとても見られない。最終的にどうしたいのかはなんとなく分かるけれど、このメイクは衣装と組み合わせて初めて成立するものらしい。顔は真っ白、アイラインは妙に強く、チークとリップまで入っている。しかも髪は全部ネットに収められ、顔の周りには一本も見えない。鏡の中にいたのは、清朝の宦官・李蓮英を映像作品で描くときのイメージそのものだった。

写真がなければ証拠もない。ひどすぎたので載せない。

次はカラコン。僕はかなり近視が強いので、度数が近いうえに色まで合うものがあるとは思わなかった。店の準備は本当に充実している。

そして衣装に着替える。ここで強く勧めたいのは、衣装は少し大きめを選ぶこと。公式のサイズ表に従って選んだ衣装には M と XL しかなく、僕のウエストはちょうど M の上限だった。ところが現地で履いてみると、ズボンが案の定入らない。正確には、かなり頑張ればギリギリ履ける。でも少し動いたり座ったりしただけで、股の縫い目がそのまま裂けそうだった。そうなったら衣装代は誰が払うんだ……。

そこでボタンを留めないことにしたら、だいぶ楽になった。上着で隠れて見えないので問題なし。

そして撮影。カメラマンもかなりプロだった。ポーズが分からなければ、どう動けばいいか、どうすればカッコよく見えるかまで教えてくれる。ただ僕は、カッコよさよりも「そんなにキメたらズボンが裂けない?」という心配ばかりしていた。

撮影後には30分の自由時間があった。誰も使っていない撮影セットなら、どこでも自由に使って写真を撮れる。セットの種類もかなり豊富だった。

これで体験は終了。衣装を脱げばそのまま帰れる。でも李蓮英メイクのまま外へ出るのは嫌だったので、その場でメイクを落とすことにした。クレンジングや道具は一通り用意されている。だが、僕はメイクの落とし方を知らない。完全に力任せで、垢でも出そうなくらいひたすらこすっていた。

最終的に肌の色が元に戻った気がしたので、そのまま店を出た。ところが夜、ホテルで顔を洗って初めて、粘膜に引いたアイラインがまったく落ちていなかったことに気づいた。自分では何も感じなかったのに、洗顔後にタオルで拭いたら黒い線が一本。そこからまた念入りに洗うことになった。

次は写真のレタッチ。店の公式サービスでは、プランによってレタッチしてもらえる枚数が違う。ただ、どのプランにも共通していることが一つある。待たされる。受け取れるのは少なくとも2週間後だ。

しかも公式のレタッチでは、僕が欲しかったエフェクトまでは付けてくれない。そこで別の人に頼もうとネットで探したが、お金を取って写真を加工する人たちも、こういうエフェクトはやっていなかった。結局、自分で AI を使ってエフェクトを付けるしかない。幸い、この時点では AI でもかなり自然に画像加工ができ、仕上がりも悪くなかった。そうでなければ、エフェクトは完全に諦めるしかなかったと思う。

当時の僕の使用感では、AI はエフェクトには強かったものの、人物レタッチはいまひとつだった。肌をきれいにして、体を細くして、脚を長くしてくれと頼んでも、まったく理解していないようで、完成画像は元の写真とほぼ同じ。そこで人物のレタッチだけは人に頼むことにした。エフェクトを頼まなくていいなら、引き受けてくれる人も見つかった。

こうして、まず AI でエフェクトを付け、そのあと人に人物をレタッチしてもらった写真が完成した。個人的にはかなりいい仕上がりだと思う。

しかし、僕はまだ甘かった。その後、店の公式レタッチが届いたので見てみると、これがとんでもなく強い。加工の度合いが、ネットで見つけたレタッチ担当をはるかに超えていた。ネットで頼んだ人は、お金を受け取って最低限の仕事をしたらそこで終了。一方、公式のレタッチ担当は、明らかに込めている愛が違った。

その仕上がりがこちら。

この加工の強さなら、実の母親でも僕だと分からないレベルだ。ここまでやれるなら、次は女性キャラをコスプレしてもまったく問題ない。撮影時に美顔加工を入れて、終わったらさらにレタッチすればいい。

古い漢詩を勝手にもじるなら――

レタッチの脚はすらり、盛れた目はきらり。
二枚並べて見たところで、男か女か、誰に分かろう。