博士課程、無事修了
アナーバー, アメリカ
博士論文の審査を無事に通過し、アナーバーに別れを告げる時が来た。
場所 · 都市 · ミシガン州
1件の記事 · 国: アメリカ
博士論文の審査を無事に通過し、アナーバーに別れを告げる時が来た。
気がつけば、博士論文の審査の日がやってきた。
この街にはもう6年半住んでいた。スマホを見返してみると、意外なほど街の写真がない。長く住めば住むほど、見慣れて当たり前になってしまうのかもしれない。
そこで、昔の写真を何枚かまとめてみた。
ノース・キャンパスにある一本の木。最高にきれいだった。
道端でよく出会った野生動物たち。
それから、住宅地のあちこちにいる小さなリス。アナーバーのリスは、とにかく太い! その後カリフォルニアへ行ったら、あちらのリスはみんな栄養不足に見えた。
写真の二匹は、これでもまだ普通のほうだ。セントラル・キャンパスで、山のように大きな袋いっぱいのナッツを持ってリスに餌をやる人を見れば、本当に太いリスとは何かが分かる。
この街の天気は一瞬で変わる。青々とした景色が一面の雪景色になるまで、たった3時間。しかも家にいながら全部撮れた。
そして、それで終わり。ほかの写真は見つからなかった。
博士論文の審査に話を戻そう。審査はかなり順調だった。博士課程ですでにトップクラスの国際学会に論文を出していたので、卒業そのものはそれほど心配していなかった。
審査が終わると、先生たちは少し話し合いをした。20分ほどして指導教員が出てきて、博士論文にはまだ少し手を入れられるところはあるけれど、みんなで話した結果、別に直さなければならないほどのものでもないし、このままでいいだろう、とのことだった。
そして、通った。
先生の手厚いご指導に感謝!
その一週間後、大学で34年間教えてきた教授の退職記念式典があった。この先生は僕の博士論文審査委員でもあり、大学のICPCチームのヘッドコーチでもあった。大学に来たばかりの頃から知っている。最初の学期に先生の授業を履修し、3回の試験すべてで圧倒的な成績を取り、クラス首位でA+を獲得した。それ以来、たぶんお互いに強く印象に残ったのだと思う。先生と僕の指導教員は、何十年来の友人でもあった。
式典では学生代表のスピーチが必要で、その役が僕に回ってきた。
指導教員は教員代表で、最初に登壇した。自分の話を終えた後、僕へ話題をつなぐ必要があった。そこでこう言った。「この学生がこの後スピーチをします。数日前に博士論文の審査があったのですが、無事に通ってよかった。落ちていたら、今日いったい何を話すつもりだったのか分かりませんからね」
まったく、話せば話すほどネタが増える……いや、ほんとありがとうございます。スピーチを頼まれたのはここ数日のことだったので、もし審査に落ちていたら、たぶんこの役は引き受けていなかった。
そして壇上へ。これが大成功で、博士論文の審査より成功した気さえする。原稿を見ずに話したので、かなり自然にできた。過去6年の出来事を10分間の笑い話にまとめたところ、大いに受けた。何人もの教授が後からわざわざ褒めに来て、「コメディーの才能がある」とまで言ってくれた。この瞬間だけは、中国のロースト系バラエティ番組『吐槽大会』を何年も見てきた甲斐があったと思った!
思えば、アメリカに来たばかりの頃は、ハンバーガー店で「1番」と言うのが精いっぱいで、店員に何か聞き返されたら、もう何も答えられなかった。それが今では、英語で漫談みたいなことまでできる。ここ数年で成長したのは、学問だけではなかったのかもしれない。
アナーバー、またいつか!