春の東京:桜と富士山、そして逃した日帰りツアー
上野恩賜公園, 日本
ツアーを逃すハプニングから始まり、上野や秋葉原を歩き、最後は富士山までしっかり見られた春の東京旅。
場所 · park · 東京都
1件の記事 · 国: 日本
上野恩賜公園, 日本
ツアーを逃すハプニングから始まり、上野や秋葉原を歩き、最後は富士山までしっかり見られた春の東京旅。
ツアーを逃すハプニングから始まり、上野や秋葉原を歩き、最後は富士山までしっかり見られた春の東京旅。
今年の3月、僕たちは桜を見るために日本へやって来た。
旅行記では毎度おなじみ、まずはビザの話から。日本のビザはかなり取りやすかった。少なくともアメリカで申請した僕の場合はそうだった。必要書類は分かりやすく、提出も審査もスムーズ。とにかく何の問題もなく、すぐに発給された。
東京では日帰りツアーを二つ予約していた。当初の予定は、1日目に富士山、2日目に東京近郊のいろいろな場所、3日目は自由行動だった。
飛行機が着いた時にはもう夕方6時。空港から市内へは空港特急を使うべきで、タクシーは高いし渋滞で遅いからやめたほうがいいと聞いていた。そこで切符を買い、5分後に出る列車になんとか乗り込んだ。
ホテルに荷物を置き、まずは食料探しへ。24時間営業のコンビニを見つけて、お菓子やパンを適当に買った。ホテルで食べてみると、うますぎる! さすが日本のお菓子、レベルが高い。完全に僕個人の好みだけど、適当に選んだだけなのに、アメリカで食べたほとんどの菓子店を余裕で倒せそうな味だった。
そのまま光の速さで就寝。もう若くないので時差には勝てない。しかも翌日は朝8時集合のツアーだ。念のため、集合場所まで徒歩15分のホテルを取っていた。でも朝7時に起きなければならない問題は、それでは解決しない。
そして翌朝、今回最大のトラブルが発生した。
かなり早めに出たのに、案の定、途中で少し迷った。集合場所に着いた時点で出発まであと10分。普通なら余裕のはずだった。だが現地を見て、僕たちは固まった。
想像していた集合場所は、ガイドが小旗を持ち、紙を見ながら点呼している光景。現実は、同じ会社のガイドが20人ほどいて、全員同じ旗を持っているか、そもそも旗を持っていない。そして狭い交差点の端に、体感1万人くらいが詰め込まれていた。
大げさではなく、人混みを進むには本当に押し分ける必要があった。歩けば誰かにぶつかる。それが普通だった。
10分間探し続けたが、僕たちのガイドは見つからない。そもそも誰なのか分からず、連絡先も写真もない。予約画面を別のガイドに見せても、「見たことがない、分からない」と言われた。
そして朝8時になり、人々は次々と出発していった。最後にガイドが一人だけ残っても、僕たちのガイドは見つからなかった。
その時、なぜか急にメールを確認する気になった。すると昨夜届いていたメールに、今日の詳しい案内が書かれていて、ガイドのWeChatまで載っていた。すぐに追加すると、予定どおり出発し、僕たちのためにさらに2分待ってくれたらしい。でもバスには50人以上いる。いつまでも待てるわけがない。
こうして僕たちは、その日の富士山ツアーを逃した。
とはいえ大問題ではない。同じツアーを3日目に取り直し、この日は自由行動に変更した。まずはホテルに戻って寝た。
昼になってから、食事ついでに散歩へ出た。正直、行き先は何も決めていなかった。近くの有名スポットをネットで検索し、地図に全部ピンを立てて観光開始。
最初に来たのは上野恩賜公園。
この時は、ここが有名な花見スポットだとは知らず、単に花が見られる公園だと思っていた。あとで調べると、東京でも特に有名な桜の名所の一つらしく、園内には東京国立博物館や上野動物園などの文化施設も集まっている。そりゃ人が多いわけだ。ただ、肝心の桜はまだほとんど咲いておらず、見応えはいまひとつ。そのまま園内をぶらぶら歩いた。
続いて、二次元宇宙の中心こと秋葉原へ。東京を代表するアニメ・漫画・ゲーム文化の集積地で、関連ショップやテーマカフェ、大型家電店が至るところにある。もともとは電気街として有名で、そこから世界的なオタク文化の聖地の一つへと発展したらしい。この歴史を聞くと、『STEINS;GATE』の秋葉原の大物、フェイリス・ニャンニャンを思い出す。
秋葉原では何軒もの店を回ったが、中には成人向けの店もかなりあった。さすが二次元の楽園。
夜は銀座へ行き、デザイン性の高そうな店を適当に見て回った。中にはエレベーターが一番有名だという店もあったのだが、周辺をぐるぐる探しても結局見つからなかった……。
これで1日目は終了。
2日目は別の日帰りツアーに参加し、近郊のいくつかの場所を回った。前日の反省を生かし、早い段階でガイドのWeChatを追加して、今度は無事に合流できた。この会社には集合場所が複数あり、この日の場所も人だらけ。事前に連絡先を追加していなければ、たぶんまた見つけられなかった。
正直、このツアー自体にはそれほど大きな見どころはなかった。唯一印象に残ったのが川越氷川神社だ。縁結びにご利益があると言われ、いつも多くの人がお参りに来るらしい。特に有名なのが、釣り竿で鯛の形をしたおみくじを釣り上げる「鯛みくじ」。文字どおり何列もの棚がびっしり埋まっていた。
近くには氷川町もある。川越氷川神社がある地域の名前で、氷川町そのものが独立した観光スポットというわけではない。普通は神社を参拝し、そのついでに新河岸川沿いを歩く。桜の季節は特にきれいらしい。
写真を見れば分かるとおり、ここも桜の名所だ。ただし、この時はまだほとんど咲いていなかった。
これで2日目も終了。
3日目、いよいよ今回の本命、富士山を遠くから眺める日が来た。1日目の失敗と2日目の経験をフル活用し、かなり早く待ち合わせ場所へ。人で埋まる前にガイドと会え、そのままバスに乗り込んだ。
このガイドがかなりすごかった。中国人なので中国語は当然ネイティブ。日本でガイドをしていて、運転手と話す日本語も非常に流暢だった。さらに以前は韓国で長年働いており、韓国語も流暢。この日の乗客は半分が中国人、半分が韓国人、運転手は日本人で、彼は三つの言語を実に滑らかに切り替えていた。途中で道に迷ったヨーロッパ人にも英語で少し話しかけていた。ただ、英語は普通に会話できるほどではなく、結局僕たちが通訳することになった。本人は、英語をしっかり勉強して、いずれ欧米人向けのツアーも担当したいと言っていた。特にアメリカ人にはチップ文化があるから、副収入も増やせるらしい!
予定どおり出発。バスが走り始めると、ガイドはさっそく僕たちの期待値を下げ始めた。富士山はなかなか見えないらしい。ガイドの話では、統計上、比較的きれいに全体が見える日は平均して年間約140日しかないという。今日の天気予報もかなり厳しそうなので、期待しすぎないでほしいとのこと。そのために、残念だった時の慰め用の小さなプレゼントまで用意していた。
ところが、バスの中から普通に見えた。
ガイドも「まさか見えるとは。今日は本当に運がいい」と驚いていた。前の2日間の客はこんなにきれいに見られず、特に一昨日は一日中曇りで、何も見えなかったらしい。
みんな大喜びで、バスの中からさっそく写真を撮り始めた。いや、このガイド、期待値コントロールがうますぎる。
最初は箱根で水上の鳥居を見て、箱根海賊船に乗る。道中、ガイドによると、毎朝船のチケットを争って確保し、取れた便に乗るしかないらしい。運が悪いとまったく取れず、その場合はバスで次の場所へ移動する。同じようなツアーがほぼ同時刻に到着するので、取れるかどうかは運次第。ここでも期待値コントロールが始まった。
ただし、ちょっとした裏技がある。本来ならバスはそのまま山の上へ行き、駐車場に停まる。その後、客が神社を見ている間に、ガイドだけが山を駆け下りてチケットを買いに行く。毎朝バスが着くたび、全ガイド参加の800メートル走決勝が始まるわけだ。
日本では通常、決められた手順にかなり厳密に従うので、基本的にはこの流れになる。ただ、ガイドと運転手の関係が良ければ、山へ上がる前に下の駐車場で一度だけ停まり、ガイドを先に降ろしてから上へ向かってくれる可能性がある。そうすればチケットを取れる確率は一気に上がる。ただし下の駐車場は狭く、バスを停めにくいうえ、運転手の通常ルートにも入っていない。やってもらえるかどうかは、完全にガイドの人望次第だ。
その日は運転手が協力してくれて、山の下で停まってくれた。おかげでガイドは全力疾走せずにチケットを確保。期待値コントロールに人間関係のコントロール、このガイドはあらゆる管理能力が高すぎる。
まず山の上の神社を参拝し、その後、陸から水上の鳥居を見た。とにかく人が多い。写真を撮る時は、自分の体でほかの人を隠すしかなかった。
そして、この箱根海賊船に乗船。
湖の上から角度を変えて、もう一度鳥居を見る。
次は大涌谷へ。この日の山頂は霧に包まれ、強風が吹き荒れていた。その後、名物の黒たまごを食べてみたが、普通のゆで卵と何が違うのか、正直まったく分からなかった。
続いて昼食。ガイドが事前に注文してくれているので、着いたらすぐ食べられて非常に速い。ただし料金は自腹。A3ランクの和牛らしい! 僕にランクの違いが分かるはずもないが、確かに口の中でとろけた。
昼食後は、富士山を見るのにちょうどいい忍野村へ。
いろいろな角度から山を見る。
雲をまとったバージョンもあった。
これでツアーは終了。午後の帰り道、ガイドは用意していた小さなプレゼントを結局みんなに配ってくれた。僕たちの番では、1日目にツアーを逃した埋め合わせとして、こっそり一つ多くくれた。それでも彼は、「あのツアーは逃して正解でしたよ。一昨日の組は本当に何も見えなかったけど、今日は全部見えた。今日は富士山がかなり協力的でした。ツアーには乗り遅れたけど、本当に見るべきものには乗り遅れなかったんです」と言った。
夜は、いろいろなスタイルのうなぎ料理を出すという店へ行った。関西風と関東風を同時に食べ比べた。聞いた話では、関西風はより香ばしく、関東風はより柔らかいらしい。今回食べた関西風は、たしかに以前食べた柔らかいうなぎとは少し違っていた。
これで東京の旅は終了。